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解説
ボイラ内でキャリーオーバが発生してしまうと、ボイラ水の飛沫の混入によって蒸気純度が低下して、蒸気を直接製品と接触させる使用において製品の品質低下を起こします。また過熱器や蒸気タービンを有するボイラでは、塩類等の濃縮によるスケール付着や腐食により、過熱器の膨出、破裂や蒸気タービンの破損事故にまで発展する場合があります。
キャリーオーバ現象は、次のように分類できます。
① フォーミング
ドラム水面に発生した泡が増加してドラム内全体に広がり、泡や飛沫(ボイラ水)が蒸気に混入する現象です。
② プライミング
蒸気負荷が急増した場合にボイラの内圧が低下し、ボイラ水中で多量の気泡が発生してボイラ水の水位を押し上げ、ボイラ水が蒸気側へ移行する現象です。
また、キャリーオーバが発生する一般的な原因として、以下が挙げられます。
① ボイラ薬品の過剰注入やボイラ水の過剰濃縮など水質管理の不備
② ボイラ給水への油脂類などの混入
③ 汽水分離器の設計不良や整備不良など機械的なトラブル
④ ドラム水位の設定不良や運転管理の不備