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解説
シアンの処理方法としては、一般的にアルカリ塩素法などの酸化分解法と、鉄塩を用いた紺青法(難溶性錯化合物沈殿法)が挙げられます。水処理教室№36で紹介したアルカリ塩素法は、シアン化ナトリウムなどのアルカリ金属塩と、金属シアノ錯体のうち、亜鉛・ニッケル・銅・銀シアノ錯体を処理することができますが、鉄、コバルト、金シアノ錯体を処理することが難しいという課題があります。一方、紺青法は、アルカリ塩素法では処理が難しい鉄・コバルトシアノ錯体などを鉄塩(FeSO4など)を添加して難溶解性塩を生成させた後、凝集沈殿処理で除去する処理方法です。しかし、この処理方法では、添加する鉄塩が不足するとFe[Fe(CN)6]–(可溶性塩)ができ、凝集沈殿後の処理水に着色が残ってしまうなど、処理が不完全になります。また、水のpHが高くなると、水酸化鉄と鉄シアノ錯体が分解してしまうため、pHを適正に保つ必要があります。