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解説
活性汚泥法や生物学的脱窒法に限らず、すべての生物処理では、有機物の分解過程で新たな菌体(汚泥)が形成され、その一部は自己分解によって液化・低分子化します。自己分解されずに処理装置内に保持し切れなくなった菌体(汚泥)は余剰汚泥として排出します。この余剰汚泥は、脱水後、埋め立て処分や焼却処理、乾燥やコンポスト処理して肥料化するなどが一般的ですが、処分費用が高騰しているため、その低減が求められています。生物処理で生じる汚泥は、菌体が生成したもので、まったく分解できない難分解物質ではなく、むしろ易分解物質だと言えます。しかし菌体の細胞壁は、炭水化物やたんぱく質、脂質による高分子の複合成分で、容易には分解されません。これを曝気槽や脱窒槽内で分解させようとした場合、非常に長期間を要し、大容量の曝気槽や脱窒槽が必要となります。そのため余剰汚泥を酸化剤や酸・アルカリなどの薬品で処理したり、高圧下で熱処理して、細胞壁などを分解・変性させる方法が考えられていますが、その中でも現在もっとも効率的な手段が酸化力の強いオゾンの利用です。オゾンを用いることで余剰有機汚泥の80%以上の減容化も可能となっています。