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解説
嫌気性処理では、増殖の遅いメタン生成菌を反応槽に保持する手段として、浮遊法、固定床法、流動床法、UASBなどいくつかの方式があります。このうち浮遊法は、活性汚泥法と同じくメタン生成菌を浮遊状態(活性汚泥のフロック状態)で保持する方式で、し尿処理や高濃度排水処理に用いられています。また固定床法は、生物膜式活性汚泥法と同じく、反応槽内の充填材の表面やすき間にメタン生成菌を付着させて保持する方法です。さらに流動床法は、反応槽内に流動する充填材表面に生物膜として保持する方式です。固定床法や流動床法はメタン生成菌の流出が防止できるため、低濃度排水まで適用できます。ただしメタン生成菌の中には、糸状で生育して反応槽内のガスや水の流れで互いに絡まり、粒径0.3~3mmの顆粒状になる種類もいます。この糸状のメタン生成菌が形成した顆粒はグラニュールと呼ばれ、高活性のメタン生成菌が高密度に濃縮されています。そこでこのグラニュール状のメタン生成菌を反応槽内に保持し、発生するメタンガスや炭酸ガスを反応槽上部で分離するUASB(Upflow Anaerobic Sludge Bed)が登場しています。