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解説
湖沼や沿岸海域の富栄養化を防止するため、環境省は一律排水基準でリン含有量を16mg/L以下と定めています。リン除去技術の主流は、「リンを含んだ排水の処理法(1)‐凝集沈殿法(水処理教室№33)」で紹介した凝集沈殿処理などの化学的処理ですが、処理の過程で発生する汚泥の処分やランニングコストが多大であることから、生物学的な脱リンの研究が行われ、窒素とリンを同時に除去する方法が開発されています。生物脱リン法は、活性汚泥中のポリリン酸蓄積能力をもつ細菌の働きを利用して、汚泥中のリン含有量を高めることで、排水中からリンを除去するものです。ポリリン酸蓄積細菌は、嫌気状態で酢酸や酪酸などの有機物を取り込み、体内貯蔵物質の蓄積を行う過程でリン酸をポリリン酸として放出し、好気状態では放出した以上のリン酸をポリリン酸として摂取します。このように一旦放出した以上のリン酸を摂取するため、菌体内のリン含有量は高まり、結果として排水中のリンは除去されます。