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解説
リンは窒素とともに湖沼や閉鎖性海域の富栄養化の原因物質です。その発生源は、食品・飲料水製造排水、化学工場排水、メッキ排水、半導体部品製造排水のほか生活排水など多岐にわたります。健康への直接的影響はありませんが、生物の異常増殖による農業・漁業への影響、景観の劣化、そして飲料水の異臭味発生などの障害を引き起こします。通常、リンは水中でリン酸の形で存在しています。リンを除去する方法としては凝集沈殿法が最も一般的です。生物処理法を使うこともありますが、ここでは凝集沈殿処理についてみてみましょう。リンの凝集処理法には、硫酸バンドやPAC(ポリ塩化アルミニウム)などのアルミ塩、あるいは塩化第二鉄などの鉄塩と反応させ金属塩として沈殿させる方法と、消石灰や塩化カルシウムと反応させアルカリ側でカルシウム塩として沈殿させる方法があります。水中のリン酸は、それぞれAlPO4(アルミニウム塩)、FePO4(鉄塩)、Ca5(PO4)3OH(カルシウム塩)の形で凝集して沈殿します。