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解説
超純水では、生菌の混入も大きな問題となります。菌体は、水中、大気中のあらゆるところに存在し、一度殺菌しても栄養となる有機物があると増殖します。そのため超純水製造システム内では、各段階でその目的に応じていろいろな殺菌方法が行われています。前処理では、次亜塩素酸ソーダを添加して殺菌します。ただ、この薬剤による残留塩素が、一次純水システム内で使用しているRO膜[逆浸透膜]やイオン交換樹脂の脱塩素材の劣化を引き起こしてしまいます。そこで一次純水システムの入口で、活性炭や還元剤として重亜硫酸ソーダを利用してこうした残留塩素を取り除いています。また一次純水システムでRO膜[逆浸透膜]処理をする場合は、その直前に紫外線殺菌装置(UVst)を設置して235nmの紫外線で菌体の核酸を破壊して死滅させることが多くあります。ただし紫外線殺菌装置の効力は一過性で持続性がないため、非塩素系の菌増殖抑制剤も注入します。サブシステムでは、殺菌装置として紫外線殺菌装置と紫外線酸化装置のいずれかが使われます。また殺菌ではありませんが、超純水を使用するユースポイントへの送水に当たっては、UF膜(ファイナルフィルター)が菌体を100%除菌します。