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解説
半導体工場では、その製造工程でフッ素化合物を含む溶液が洗浄用に多く使用されています。こうした排水は前回紹介したように、水酸化カルシウム塩などを用いた凝集沈殿法によって処理されていますが、その時に大量の汚泥、産業廃棄物を排出するという問題がありました。そこでこの汚泥を大幅に削減すると同時に、有用な資源であるフッ素を再利用する技術として、CaF2回収装置が開発されました。粒状の炭酸カルシウムとフッ素を含んだ排水とが反応することを利用して粒状のフッ化カルシウムにする方法です。具体的には、炭酸カルシウムを充填した反応塔に原水を通液すると、フッ素は炭酸イオンと置換反応し、CaF2として除去されます。この反応は、炭酸カルシウム粒子表面から層状に内部へと進行し、反応前の大きさ、形をかえずに粒子がすべてフッ化カルシウムとなります。