クリタがご提案する「S.sensing TS」は、超音波センサー技術により槽内の堆積物や浮遊物の状態を連続的に画像化します。さらに画像から得た情報を学習したAIが、沈殿槽内部の状態を常時監視し、変化や異常発生を自動検知します。異常を検知した際は、メールやWebサイトでアラーム通知されるよう設計されています。
これらのシステムは、「S.sensing TS」を用いた槽内監視サービスを契約することでご利用いただけます。
- 特長1
- 「安定運転」AIによる常時監視で異常発生にも早期に対処
AIによる常時監視で異常発生時には自動検知・アラーム通知されるので、早期に対処が可能です。沈澱槽の運転を調整した結果は、Webサイトでいつでもどこでもリアルタイムに確認ができます。また沈殿槽の汚泥界面変化や汚泥の沈降分離、浮遊状況などを確認しながら運転の調整ができます。これにより様々なトラブルの予防保全につながります。
<沈殿槽におけるトラブル>
・活性汚泥沈殿槽におけるバルキングや脱窒によるキャリーオーバー
・濃縮槽における汚泥濃縮不良や、腐敗による汚泥浮上
・凝集沈殿槽における凝集不良や沈降不良

- 特長2
- 「省力化」沈殿槽監視の手間を削減
現場に出向いて沈殿槽の状況を確認したり、界面計測する必要がなくなります。また、超音波センサー部には独自の気液混合洗浄機能があり、自動洗浄が行われるため、日常のメンテナンスなしで安定した監視を継続することができます。(気液混合洗浄:空気と水を混合したジェット洗浄により、付着物を除去する洗浄方法で、高い洗浄効果を発揮します)

- 特長3
- 「廃棄物の削減」引抜汚泥の脱水性能が向上し廃棄物や脱水剤使用量も削減
沈殿槽で引抜汚泥の濃縮が改善され、脱水機での脱水性能が向上します。これにより、少ない脱水剤添加率でも脱水ケーキ含水率が下がり、排出する廃棄物を削減できます。また脱水機の稼働時間も短縮され、これに伴う電力消費を削減できます。
