安定処理のために、余計なコストをかけている場合がありました
従来の超音波式界面計では、汚泥界面の情報しか把握することができませんでした。また、異物の影響やセンサーの汚れにより、沈殿槽内の汚泥界面を正確に計測できない場合がありました。
こうした場合、キャリーオーバー等のトラブルを防止するために、返送汚泥量を多くして界面を低くする管理をすることになり、ポンプの動力コスト(電気代)が高くなることや、沈殿槽内で汚泥が濃縮されず、脱水機の脱水性能が低下することがありました。

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排水処理技術紹介
目視では把握できない沈殿槽の内部状況を見える化
バルキングやキャリーオーバーなどのトラブルを防止
安定処理のために、余計なコストをかけている場合がありました
従来の超音波式界面計では、汚泥界面の情報しか把握することができませんでした。また、異物の影響やセンサーの汚れにより、沈殿槽内の汚泥界面を正確に計測できない場合がありました。
こうした場合、キャリーオーバー等のトラブルを防止するために、返送汚泥量を多くして界面を低くする管理をすることになり、ポンプの動力コスト(電気代)が高くなることや、沈殿槽内で汚泥が濃縮されず、脱水機の脱水性能が低下することがありました。
沈殿槽内の状況を見える化する超音波式界面レベル計です
沈殿槽内監視センサー「クリソニック」は、主に活性汚泥処理後の沈殿槽や凝集処理後の沈殿槽で用いられる超音波式界面レベル計です。
汚泥界面の計測機能と槽内の監視機能を備えた本装置は、沈殿槽内で起こる異常を早期に感知できます。そのため、汚泥界面を高く保つことが可能となり、汚泥移送ポンプの動力コスト削減に加え、脱水性能が向上します。
異物が界面計測に与える影響を低減することで、沈殿槽内に異物が存在する場合でも正確に界面を計測することができます。また、汚泥の濃度や性状が変化した場合も、センサーを校正することなく、自動でその変化に追従することができます。
監視画面上では、槽内状況の経時的な変化等を把握することができます。(特許技術)また、汚泥界面の変化はもちろん、汚泥の状態や濁質の発生、汚泥浮上に繋がるガス発生の兆候、汚泥堆積層の圧密変化などを計測し、監視画像に表示するため、沈殿槽の異常と、その原因を推定することができ、効果的な対策を迅速に講じることができます。
※クリソニックの画像は遠隔通信が可能で、計測現場から離れた中央監視室等で遠隔監視することが可能です。
センサーにはクリタ独自の気液混合洗浄を採用しています。センサー部を定期的に自動で洗浄することで日常的なメンテナンスをすることなく、安定した計測を継続することが出来ます。
※気液混合洗浄とは、空気と水を混合した破裂力の高い気泡によって、付着物を除去する洗浄方法のことで、通常の空気だけを用いた洗浄方法に比べて、高い洗浄効果を発揮します。
活性汚泥処理や凝集処理後の
様々なトラブルを未然に防止できます
活性汚泥処理における糸状性バルキングや脱窒等によるキャリーオーバー、凝集沈殿処理における凝集不良や固液分離不良や堆積固化といったトラブルを把握でき、予防保全にお役立ていただけます。
沈殿槽まわりの処理コストを削減し、処理水質も安定化しました
汚泥界面を正確に把握することによって、沈殿槽の汚泥界面を高く保つことが可能になりました。結果として安定処理を継続しながら、処理コストを削減することができました。
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コスト
削減
管理負担
軽減
環境負荷
軽減
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