洗浄水・高温水を含む排水を苦手としていました
消泡剤は、排水処理においてはSSリークなどのトラブルを防止するため、また製造工程においては泡による製品品質低下と製造装置の生産性低下を防止するために用いられています。
しかし、従来の消泡剤では、界面活性剤を多く含む洗浄水や高温水が排水に混入した場合、消泡効果が低く、放流水へのSSリークトラブルや、消泡剤の使用量増加などの問題が起こる可能性がありました。
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排水処理薬品紹介
排水処理や製造プロセスでの発泡問題を解決する消泡剤
優れた消泡効果で放流水へのSSリークを防止
洗浄水・高温水を含む排水を苦手としていました
消泡剤は、排水処理においてはSSリークなどのトラブルを防止するため、また製造工程においては泡による製品品質低下と製造装置の生産性低下を防止するために用いられています。
しかし、従来の消泡剤では、界面活性剤を多く含む洗浄水や高温水が排水に混入した場合、消泡効果が低く、放流水へのSSリークトラブルや、消泡剤の使用量増加などの問題が起こる可能性がありました。
界面活性剤含有系の泡は、その疎水基が泡表面を強固に覆っているため、従来型エマルション消泡剤粒子では泡膜への侵入が困難となります。今回配合した特殊素材により容易に泡膜に侵入することが可能となり、従来の消泡剤に比べて消泡効果が向上しました。
クリレス890シリーズは高融点の特殊素材を配合しています。従来の消泡剤は、水温が高いと、融解により粒子表面が平滑になり、形状は真球に近づきます。しかし、クリレス890シリーズは高温でも融解せず、不定形な表面を保ちます。そのため、消泡剤粒子が泡膜へ侵入および拡張しやすくなり、高い破泡効果を発揮します。
S.sensing FD-Ⅱを組み合わせることで
最適な注入量を自動制御することも可能です
「S.sensing FD-Ⅱ」は検知した発泡量に応じて消泡剤注入量を自動制御する装置で、クリレス800シリーズにも対応しています。従来のセンサーとは異なり、発泡面の高さを連続的に計測することで、目視観察による判断に近い測定ができます。さらに、水面と発泡面の両方を測定することで、水面が上下した場合も薬品注入量を最適に制御します。
従来に比べて消泡剤使用量を約20%削減しました
洗浄水を含む排水に対してクリレス820シリーズとS.sensing FD-Ⅱを適用することで、従来の消泡剤を定量注入していた場合に比べて消泡剤使用量を約20%削減することができました。
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コスト
削減
管理負担
軽減
環境負荷
軽減
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