冷却水系で発生する障害の種類 ―スライム障害―

冷却水系で発生する障害の種類 ―腐食障害―

腐食障害は、金属が水と酸素の存在下でさびとなる事、それにより配管などの厚みが薄くなる事に起因して発生します。冷却水系を構成する熱交換器や配管などが腐食すると、設備寿命の低下や補修費用の発生、漏水等による設備の運転停止など、多大な損失につながります。今回の水処理教室では、冷却水系における代表的な障害の一つ「腐食障害」について、腐食の反応機構や対策の考え方を解説します。

冷却水系で発生する障害の種類 ―スケール障害―

スケール障害は冷却水に含まれる硬度成分（マグネシウムやカルシウム）やシリカ等が、冷却塔における水分の蒸発や伝熱面での加温等により、析出（スケール化）することで発生します。析出したスケールは、熱交換器や冷却塔内部、配管等に付着し、熱交換効率の低下によるエネルギーロスの要因になるほか、ポンプ圧の上昇、流量の低下等設備の安定運転を妨げる要因にもなります。今回は、このスケール障害とその対策について解説します。

冷却水系に潜むレジオネラ症感染のリスク

冷却塔を伴う開放循環冷却水系は､レジオネラ属菌の繁殖によりレジオネラ症（在郷軍人病）という感染症の発生源になることがあります。重篤な場合は､死亡例も報告されている恐ろしい感染症です。今回の水処理教室では､レジオネラ症の概要と､原因であるレジオネラ属菌が繁殖しやすい環境などについて解説します。

冷却塔

冷却塔(クーリングタワー)は、冷媒の凝縮工程で温度が上がった冷却水を冷やし再利用するための機器です。水冷式の開放式冷却塔と密閉式冷却塔について詳しく解説した動画です。

熱交換器

熱交換器は多管式（シェルアンドチューブ）とプレート式の2種類があります。それぞれの特徴について解説した動画です。

冷凍機の種類

冷凍機とは冷媒などの蒸発熱を利用して、低温を作り出す機械装置のことで、圧縮式と吸収式があります。それぞれ種類・熱源・冷媒・能力・特徴を一覧表にまとめ、性能面で比較し特徴を解説した動画です。