相談事例 No.55

冷却塔の清掃頻度を減らしたい

冷却水・冷凍機

ご相談内容

冷却塔の清掃頻度を減らしたい

製造物の冷却工程のため、冷却塔と冷凍機を使用しています。

使用する冷却塔の内、製造ラインの排気ダクト脇にある冷却塔で汚れが多く、年間12回の清掃をしています。

清掃には人手もかかるため、清掃頻度を低減したいと考えています。

何か良い方法はないでしょうか?

業種 食品製造業
装置名 冷却塔、ターボ冷凍機
冷凍能力 500RT

KCRセンターからの解決策

冷却塔の汚れが多い原因

このたびは、KCRセンターにご相談いただきありがとうございます。

頻繁に清掃をされているとのことですが、冷却塔の日が当たらない所に、ぬるぬるしたものはないでしょうか?もしかしたら冷却塔にスライム汚れが発生しているかもしれません。

冷却塔に有機物を含む排気が混入する場合、微生物主体のスライム汚れが発生することがあります。

スライム汚れはストレーナーの閉塞による流量低下や、堆積した箇所の下部で腐食を引き起こすこともあり、定期的な清掃が必要になります。

冷却水の汚れは清掃の負担以外にも

また、汚れの中でも微生物主体のスライム汚れは、硬度成分が原因のスケール汚れと比べて、冷凍機の熱交換効率にも影響を与えます。

冷凍機の熱交換器が汚れると、対象設備を冷やすのにより多くの電力量が必要になるため、エネルギーロスにつながってしまいます。

同じ規模の汚れが非常に多かったお客様では、約5%のエネルギーロスが発生していた事例もありました。
(40万円/月の電気代が余計にかかっていた)

 

エネルギーロスの詳細についてはこちらをクリック!

スライム汚れの対策

クリタからはスライム汚れの対策として、「KURITA NAシリーズ」をご提案いたします。

 

「KURITA NAシリーズ」は二種類の除菌成分により、高いスライムコントロール効果を発揮します。

従来の薬品と比べて、除菌力が強化されたことで、スライム汚れをより低減することができるため、清掃頻度の低減につながることが期待できます。

 

「KURITA NAシリーズ」の詳細はこちらをクリック!

 

冷凍機の汚れを定量的に把握する方法

また、クリタには熱交換効率をモニタリングするシステムがあります。

クリタは熱交換器の汚れをLTD※1と呼ばれる指標で管理しており、このLTDを連続的にモニタリングすることで、汚れの状況を見える化することが可能です。

 

何らかの原因で冷凍機の熱交換器に汚れが付着し、使用する電力量が増加した場合、監視画面からアラームを発報し、洗浄などの対策をとることが可能になります。

※1 LTD:Leaving Temperature Difference
   LTD(℃)=冷凍機凝縮器出口温度(℃)-冷却水出口温度(℃)
   ⇒ LTDが1 ℃上昇すると、約3%のエネルギーロスが発生しています。

ご相談いただいた結果

冷却塔の清掃頻度の低減を実現

クリタからの提案を採用いただき、冷却塔のピット内に堆積しているスライム汚れを低減させることで、清掃頻度を年間6回に半減することができました。

図1 清掃1か月後の冷却塔ピット内の比較

図2 年間清掃頻度の推移

 

そして、モニタリングの結果、従来処理と比較して平均でLTDを0.54 ℃低減することができ、1 %相当の削減効果があります。

これは、約70万円/年の電気代の削減に相当します。

図3 LTDの推移

【お客様の声】

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