相談事例 No.44

IoTで排水中のフッ素処理コスト削減、管理負担軽減

排水 凝集分離

ご相談内容

排水中のフッ素処理にかかるコストを削減し、運転管理担当者の休日出勤をなくしたい

当社は電子部品を製造しており、製造工程から排出されるフッ素を含んだ排水を、凝集沈殿で処理しています。排水基準にあるフッ素を除去するために、消⽯灰と無機凝集剤のポリ塩化アルミニウム(PAC)を使⽤しています。排水基準を超えないように処理水を測定機器で異常がないかを確認し、運転管理担当者が無機凝集剤の注入量をポンプで調整しています。フッ素イオン濃度の変動がどうなるのか予想できない負荷の大きい原水に対応が求められ、毎日の管理が必要です。運転管理担当者は休日も交代で出勤して調整をしなければなりません。
この排水処理の運転管理について以下の課題を抱えています。
1.処理コストの削減(無機凝集剤使用量と汚泥発生量の削減)
2.業務の改善:運転管理担当者が休日も出勤して対処
   1)事務所から現場に移動
   2)排⽔の凝集状態を確認
   3)凝集状態に応じて無機凝集剤の注⼊量をポンプで調整
解決のための良い方策はないでしょうか?

 

業種 電子部品製造業
設備名 凝集沈殿
原水種 フッ素含有排⽔
排水量 45m3/h

KCRセンターからの解決策

凝集状態とフッ素イオン濃度を監視し、無機凝集剤の注入量を自動制御するシステムで、コスト削減、省力化が可能です

このたびは、KCRセンターにご相談いただきありがとうございます。
御社でフッ素含有排水処理の課題を改善するための方策として、
弊社独自のセンサーを用いた無機凝集剤自動薬品注入制御システム「S.sensing CS」の利用を検討されてはいかがでしょうか。

S.sensing CS 3つの顧客提供価値

弊社独自の凝集センサーを用いた無機凝集剤自動注入制御システム

図1「S.sensing CS」適用 ご提案システムフロー例

 

このシステムは、凝集槽内に取り付けた凝集センサー「クリピタリ」が凝集状態を計測・監視し、併せてフッ素イオンモニターで処理水質も監視しながら、自動で無機凝集剤の注入量を調整します。フッ素イオン濃度の変動負荷が大きな原水でも、負荷追従で最適に処理します。その結果、必要以上に無機凝集剤を注入することがなく、コストを削減することが可能になります。そのため本システムは常に最適な添加量で制御し、安定した運転を実現できます。

また、無機凝集剤の注入状況や処理水質などを遠隔監視システム「S.sensing WEB」で確認できます。これらのシステムは、「テレマックNEO-CS」を契約することでご利用いただけます。

図2 「S.sensing CS」導入後の制御比較

ご相談いただいた結果

年間270万円コスト削減、運転管理ご担当者様の負担減、処理水質も安定

「テレマックNEO-CS」をご契約いただいたことで、無機凝集剤の使用量と無機凝集剤由来の汚泥発生量ともに50%削減を達成できました。 これにより排水処理に必要なコストの削減に繋がりました。また、運転管理ご担当者様が行っていた無機凝集剤の注入量を調整する作業も自動化され、休日出勤が不要になりました。
排水処理水に含まれるフッ素イオン濃度も変動幅が小さくなり、排水基準以下で安定しました。
さらに無機凝集剤の使用量削減に伴い、CO2排出量を削減できました。

 

 

 【お客様の声】

図3 「S.sensing CS」導入による効果

 

 

 

(ご参考)薬品使用量削減によるCO2排出削減量の計算には以下の値を用いています。
無機凝集剤(PAC)製造1t当たり:0.212t-CO2

出典:経済産業省 平成14年度「環境調和型水処理技術ガイドライン調査報告書」p.18

 

※S.sensing、クリピタリ、テレマックNEO は栗田工業の登録商標です。

 

 

 

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※テレマックNEO-CS、S.sensing、クリピタリは栗田工業の登録商標です。

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