相談事例 No.42
純水メンテお任せで、安心・省力化実現、コストメリット獲得
用水・純水 前処理・ろ過 用水・純水 純水・超純水ご相談内容
手間を増やさずに、純水装置の採水量低下を解決したい
当社工場では、製品製造やボイラ給水に純水を使用しています。既設のイオン交換樹脂純水装置は、採水量が低下してきているうえ、年に1回、装置を停止して定期洗浄にかかる、手間を削減したいと考えています。原因は、前段のろ過器から有機物を含む濁質がリークし、イオン交換樹脂を汚染していることだと分かっています。現場管理の人員に余裕がないため、人手がかかる対策は打てません。何か良い案はありませんか?
業種 | 化学品製造 |
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既設設備 | 繊維ろ過器+イオン交換樹脂純水装置 |
原水種 | 工業用水 |
必要水量 | 80㎥/h |
KCRセンターからの解決策
新設の膜式ろ過器とイオン交換樹脂純水装置の、安定運転をサポートする契約
このたびは、KCRセンターにご相談いただきありがとうございます。
まず、新設純水装置の導入に加え、既設純水装置の採水量が低下している原因である濁質流入を大幅に減らすため、濁質の除去性能が極めて高い、膜式ろ過器を設置されてはいかがでしょうか。
膜式ろ過器についてはこちらへ
更に、人手不足の不安を解消する、「純水装置の安定運転サポート契約」はいかがでしょうか。
膜式ろ過器と新設純水装置の定期点検や膜の洗浄・交換作業などのメンテナンス、クリタ独自のIoT/センサーを活用した遠隔監視などのサポートを運転管理に関する多くのノウハウがあるクリタにお任せいただくことで、お客様は運転管理の手間を増やすことなく、純水を利用いただけます。
純水装置の停止期間を短縮する方法は
「純水装置の安定運転サポート契約」では、メンテナンス時の装置停止期間をできるだけ短くするため、工場内で膜の薬品洗浄は行いません。場外で洗浄した膜を予備としてクリタが保管し、必要に応じて交換することで、工場内で洗浄・立ち上げを行う場合と比べ、純水製造の停止時間を大幅に短縮できます。
コスト削減の方法とは
膜式ろ過機の新設により、有機物によるイオン交換樹脂の汚染を防止します。結果、イオン交換樹脂を樹脂塔から抜き出して洗浄する必要がなくなり、樹脂の洗浄工事費を削減できます。イオン交換樹脂の寿命も延びるため、交換のコストを削減できます。さらにイオン交換樹脂の再生頻度が減るため、再生薬品の使用量、洗浄水量、排水量が減り、コストを削減できます。
ご相談いただいた結果
「膜式ろ過器」と「純⽔装置の安定運転サポート契約」の採⽤により、コストを抑えつつ安定して純水を確保できる⾒込みが⽴ちました。さらに純水装置の停止期間も短縮でき、工場の生産性も向上しました。
膜ろ過器の採用、水質・運転状態の監視、イオン交換樹脂の交換も含めた「純水装置の安定運転サポート契約」締結により、安心して純水を製造いただけるようになりました。また管理負担の削減による省力化、工業用水使用量の削減による節水(排水量削減)、樹脂再生・洗浄・補充費用の削減の結果、総コストの削減を達成できる見込みが立ちました。
お客様の声