相談事例 No.30
純水装置、冷却塔の運転管理に手が回らない
用水・純水 純水・超純水ご相談内容
なるべく手をかけずに安心して純水装置・冷却塔を運転管理したい
工場の純水装置や冷却塔などの管理を担当しています。
当課では人手が足りず、装置の管理に十分な時間を掛けることができません。
現状として、
純水装置:純水装置の運転管理がうまくできているか不安に感じている。
老朽化した設備の更新費用が高く、更新に踏み切れていない。
冷却塔 :以前に濃縮管理を怠りスケールが発生してしまったことがあり、
現在は水道水を流したままにしてしまっている。
純水装置、冷却塔の運転状況を把握し、管理に手間をかけないようにしたいのですが何か解決策はありませんか。
業種 | 電子部品製造業 |
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設備 | 純水製造装置(1台)5トン/時、冷却塔(1台)200冷凍トン |
原水種 | 水道水 |
補給水量 | 840トン/日(35トン/時) |
KCRセンターからの解決策
運転管理をクリタに任せてしまうというのはいかがでしょうか
このたびは、KCRセンターにご相談いただきありがとうございます。
人手不足で純水装置、冷却塔を十分に運転管理できていないとのことです。では、クリタに運転管理を外部委託してしまうというのはいかがでしょうか。
IoT技術を活用しクリタが装置の運転データを遠隔から監視し管理することで、貴社の省力化が可能になります。
「純水供給サービス」を利用することで、低コストで純水装置の更新と運転管理の省力化を実現できます
お客様のご要望である低コストで純水装置の更新、運転管理の省力化を可能にする純水供給サービス「KWSS」はいかがでしょうか。
クリタの純水供給サービス「KWSS」を採用することによって、低コストで設備の更新ができるうえ、クリタの社員がIoT技術、蓄積したノウハウを活用し運転管理することで、お客様のメンテナンスや運転管理の負担の削減ができます。
さらに「冷却水向け監視サービス」を組み合わせることで、安定した冷却塔の運転管理だけでなく節水ができます
冷却塔も同様に、運転管理の省力化を可能にする冷却水向け監視サービス「S.sensing Opti」はいかがでしょうか。
冷却水向け監視サービス「S.sensing Opti」を採用することによって電気伝導率センサー、pHセンサーなどを設置し、センサーから集めた信号をデータ収集・通信盤に集め、インターネット回線を通じて、どこでも冷却水系の水質、補給水量などをリアルタイムで見える化することが可能となります。
このサービスを利用することで、お客様のご要望である安定運転に加えて、RO(逆浸透)膜の濃縮水を冷却塔に再利用しても、カルシウムイオンなどの濃縮度管理を含め、運転管理が安心してできます。
ご相談いただいた結果
純水供給サービスと冷却水向け監視サービスを採用していただきました。
その結果、純水装置と冷却塔を安心して運転管理できるようになりました。
純水供給サービス「KWSS」と冷却水向け監視サービス「S.sensing Opti」を併用して採用していただいた結果、以下のことが実現できました。
1)純水装置、冷却塔の運転状況の見える化が可能になり、安心して管理ができるようになりました。
2)運転管理やメンテナンスの手間を削減できるようになりました。
3)設備の更新による初期費用を抑えることができました。
4)RO(逆浸透)膜の濃縮水を再利用することで、水道水量が今後1年間で43,000トン削減ができる見込みで
す。また、廃水量の削減もできる見込みです。
お客様インタビューで「KWSS」についてご意見をいただきました。
KWSS、S.sensing Optiは栗田工業株式会社の登録商標です。