相談事例 No.20

蒸気・ドレン(復水)配管の穴あきをなくしたい

ボイラ・スチーム

ご相談内容

蒸気・ドレン(復水)配管に穴があくことが多く、補修費とエネルギーロスに困っています

当工場ではボイラの蒸気・ドレン(復水)配管に頻繁に穴があくため、1件あたり約20万円の費用がかかる補修作業が年間で20件ほど発生しています。

この高額な補修費に加えて、蒸気の漏えいによるエネルギーロスについてもなんとかしたいと思っています。穴あきを減らす良い方法はないでしょうか?

業種 自動車製造業
設備 小型貫流ボイラ

KCRセンターからの解決策

蒸気・ドレン(復水)配管の穴あきは腐食が原因ですので、腐食を抑える処理が必要です

蒸気・ドレン(復水)配管の穴あきは、溶存ガス(酸素と二酸化炭素)に起因する腐食によって起こります。

蒸気・ドレン(復水)配管の腐食は、補修費やエネルギーロスの問題以外にも、ドレンを回収している場合にはボイラ本体の熱効率低下や腐食障害の原因にもなるため、蒸気・ドレン(復水)配管の腐食防止対策を十分に行うことが必要です。

ドレン(復水)配管に穴があく

腐食を抑えるには「ダイクリーンMR-514」がお勧めです

腐食を抑えるためのドレン処理には、大きく分けて以下の2つの方法があります。
 (1)pHが低いドレン※を中和する方法(pHが低いと腐食が促進します)
 (2)配管表面に撥水性の皮膜を形成し、配管材が水と接触しないようにする方法

※ドレンのpHは、ボイラ給水のMアルカリが分解して生じた炭酸ガスの影響で低くなります。

(1)の方法はpHが低い場合に薬品注入量が多くなるという欠点が、また(2)の方法は皮膜が形成されるまでに一定期間を要するという欠点があります。

「ダイクリーン MR-514」は、これら2つの方法を併用することで(1)(2)の欠点を克服した画期的な薬品で、ドレン水を回収・再利用している多くのお客様にご利用いただいています。お客様の場合も「ダイクリーン MR-514」を使用いただくことで配管の腐食抑制効果が期待できます。

ダイクリーンMR-514の腐食抑制効果  チェックしたい腐食の合図

ご相談いただいた結果

補修費を約40%削減し、さらにエネルギーロスを抑制しました

「ダイクリーン MR-514」をご採用いただいて以降、蒸気・復水系配管の穴あき件数が大幅に減少し、結果として、配管補修費を約40%削減するとともに、エネルギーロスを抑制することができました。

ログイン・ユーザー登録

基礎学習動画の閲覧や製品カタログのダウンロードを
ご希望の方は、ログインまたはユーザー登録を行ってください。

WEBからのお問い合わせ

水処理に関するご相談やKCRセンターに関する
ご質問など、こちらからお気軽にお寄せください。