相談事例 No.16
ボイラの省エネルギー目標を達成したい(省エネ大賞受賞)
ボイラ・スチームご相談内容
イニシャルコストをかけない、ボイラの省エネ方法はありますか?
エネルギー管理指定工場である当工場は、「エネルギー消費原単位の1%削減」を目標に各設備の省エネルギーに取り組んでいます。特にボイラは工場におけるエネルギー消費の大部分を占めており、省エネルギーの重点対象設備となっています。しかし、今年度はボイラ・熱交換器の更新等のイニシャルコストがかかる施策を実施する予算がありません。
イニシャルコストをかけずに、ボイラの省エネルギーを実現できる良い方法はないでしょうか。
業種 | クリーニング業 |
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設備 | 小型貫流ボイラ |
蒸発量 | 2トン/h×3系列 |
使用薬品 | スケール分散剤入り清缶剤 |
KCRセンターからの解決策
「ドリームポリマー配合薬品」で、ボイラの熱効率を向上させてはいかがでしょう
このたびはKCRセンターにご相談いただきありがとうございます。
一般的には、硬度リーク※によりボイラの伝熱面にスケールが付着・蓄積し、エネルギー効率が落ちていることがあります。その場合は、お使いのボイラ用水処理薬品を「ドリームポリマー配合薬品」に切り替えることで省エネルギー効果を得られる可能性があります。
※硬度リークとは、軟水器の処理水に本来除去されるべきカルシウム等の硬度成分が流出してしまうことです。
省エネに貢献する「ドリームポリマー」配合薬品
「ドリームポリマー配合薬品」は、「スケールの付着を防止する効果」と「付着してしまったスケールを除去する効果」を併せ持つ画期的な水処理薬品です。
本薬品を日常的に使用することで、ボイラの伝熱面を常に清浄に保つことが可能になり、結果としてボイラの熱効率が向上し、省エネルギー効果を得ることができます。
また、クリタはボイラの状況を把握するための各種診断メニューも用意しております。お客様の実情を把握するために、ぜひご活用ください。
ご相談いただいた結果
ボイラで使用する燃料を約1%削減しました
その後、「ドリームポリマー配合薬品」をご採用いただいた結果、適用前に0.5mm以上あったボイラ水管内のスケールが徐々に取れて行き、半年後にはほとんど除去されました。
排ガス温度(エコノマイザー出口)も前年同時期と比較して15℃低下しており、ボイラの熱効率が向上した結果、燃料使用量を約1%削減することができました。