相談事例 No.15
冷却水系のエネルギー消費を削減したい
冷却水・冷凍機ご相談内容
数年前に設定した水処理薬品の仕様を見直した方が良いのでしょうか
当工場で使用している冷凍空調設備は工業用水を補給水としており、水処理薬品を用いた処理を行っていますが、使用している薬品の種類や添加量等の仕様は、数年前に設定してから変更していません。
工場の節水目標と省エネルギー目標を達成するために、冷却水系でも何らかの対策を実施したいのですが、水処理薬品の仕様を見直したほうが良いのでしょうか?
業種 | 金属加工業 |
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設備 | 冷却塔・冷凍機 |
冷凍能力 | 200冷凍トン |
給水種類 | 工業用水 |
KCRセンターからの解決策
水処理薬品の仕様が現状に合っていないかもしれません
このたびはKCRセンターにご相談いただき、ありがとうございます。
お客様の場合、補給水の水質や冷凍機の運転状況等が、水処理薬品の仕様を設定した当時から変化している可能性があります。
その場合、現状と水処理薬品の仕様が合わず、冷却塔で必要以上の水を使用してしまう原因となるほか、冷凍機でエネルギーロスが発生してしまう原因にもなってしまいます。
まずは現状を把握することから始められてはいかがでしょう
水処理薬品の仕様が適切かどうかを確認するために、まずは冷却水系の現状を把握することから始められてはいかがでしょう?
クリタは各種分析による現状の把握から節水・省エネルギーの効果と実現性の検討、お客様にとって最適な処理のご提案までをワンストップでご提供いたします。
ご相談いただいた結果
水処理薬品の仕様を見直し、30%の節水と6%の省エネルギーに貢献しました
その後、冷却水系の現状をもとに水処理薬品の仕様を見直したところ、お客様が使用している熱負荷の高いプレート式熱交換器に対して、水処理薬品が最適ではないことが判明しました。
そこで、クリタは高温条件下でも高い効果を発揮する水処理薬品に変更することを提案し、ご採用いただきました。その結果、冷却水系において30%の節水と6%の省エネルギーに貢献することができました。