相談事例 No.12
冷凍機の清掃頻度を減らしたい
冷却水・冷凍機ご相談内容
冷凍機内部の汚れがひどく、清掃作業が煩雑です
当工場では、製造ラインの空調用に冷凍機を複数台使用しています。しかし、一部の冷凍機では夏場にハイカット※が発生するため、その都度チューブ突き(冷凍機内の清掃)を行う必要があり、困っています。清掃作業の頻度を減らせる良い方法はないでしょうか?
※ ハイカットとは、圧縮機で冷媒ガスの圧力が高くなり、圧縮機の負荷が一定値を超えることにより、安全装置が働いて、冷凍機が停止する現象のことです。
業種 | 食品製造業 |
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設備 | 冷却塔・冷凍機 |
冷凍能力 | 85冷凍トン |
原水種類 | 工業用水 |
KCRセンターからの解決策
冷却塔のそばに排気ダクトはありませんか?
このたびはKCRセンターにご相談いただき、ありがとうございます。
今回、一部の冷凍機の内部で汚れが発生するとのことですが、冷凍機に接続されている冷却塔の環境に違いは無いでしょうか。
開放系冷却塔の近傍に製造ラインからの排気ダクトがあるお客様の場合、循環冷却水に排気由来の有機物が溶け込む場合があります。有機物をエサとして微生物が繁殖するため、食品工場の開放循環冷却水系ではスライムが発生しているケースが多く見られます。
このような状況のお客様には「レジ//エンド」が最適です
このような状況のお客様には、高いスライム付着防止効果を持つ冷却水処理技術「レジ//エンド」が最適です。
二種類のスライムコントロール剤を併用することにより、高いスライムの付着防止効果を発揮する「レジ//エンド」は、冷凍機内のスライム付着を防止し、熱交換チューブの清掃頻度低減に貢献します。
また、熱交換器のスライム付着を防止することにより、伝熱効率の低下によるエネルギーロスを防止し、冷凍機の省エネルギーにも貢献します。
ご相談いただいた結果
冷凍機使用期間中の清掃が不要に。さらに、冷凍機の電気代を最大18%削減しました。
その後、お客様には「レジ//エンド」を採用していただいた場合に見込まれる、冷凍機の「汚れ改善効果」と、「省エネ効果」を高く評価していただき、ご採用いただくことになりました。
その結果、冷凍機の汚れが改善し、冷凍機使用期間中の清掃作業が不要になるとともに、冷凍機の電気代も最大18%削減することができました。