相談事例 No.1
汚泥の処分コストを削減したい
排水 凝集分離ご相談内容
汚泥処分コストの少ないリン酸排水処理装置を探しています
当社は塗料を製造するメーカーで、製造工程から高濃度(20,000~30,000mg/L程度)のリン酸を含む排水が1カ月あたり、50m3ほど排出されるのですが、凝集汚泥の量が多く、廃棄処分コストが高額となり困っています。
来年度、予定している新工場の建設時には、出来るだけコストを抑えた排水処理装置を採用したいと考えています。何か良い処理方法は無いでしょうか?
業種 | 塗料製造業 |
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設備 | 排水処理設備 |
水量 | 約50m3/月 |
処理対象 | リン酸等 |
濃度 | 約30,000mg/L |
KCRセンターからの解決策
KHDS法で汚泥処分コストを半減することが可能です
このたびはKCRセンターにご相談いただき、ありがとうございます。
ただいま伺った内容ですと、KHDS法を適用することでコストを削減できる可能性があります。KHDS法とは、リン酸やフッ素、重金属などを含む排水に対して有効な処理方法で、沈殿槽から引き抜いた汚泥を循環させることで、高密度化する処理方法です。
汚泥を高密度化することで、脱水ケーキの発生量が大幅に低減し、汚泥処分コストを半減することが可能となります。まずは水質分析と凝集試験を行い、KHDS法を適用することが可能か検証させていただきたいのですが、いかがでしょうか?
ご相談いただいた結果
汚泥処分にかかるコストを大幅に削減できる見込みです
その後、排水の水質分析と凝集試験を実施した結果、KHDS法を適用できることが検証できたため、改めてKHDS法による処理を提案し、お客様に採用して頂きました。
現在は新工場の水処理安定稼働に向けて、水処理設備の詳細をお客さまとともに検討しています。