製鉄所の原料コスト削減に貢献する改質ソリューション
製造プロセスこのような問題でお悩みの企業様に最適です
- 滞船料を削減したい
- リサイクル原料の使用量を増やし、原料コストを削減したい
- CO₂排出量を削減したい
製鉄所、原料ヤードの問題
近年、世界的な粗鋼⽣産量の増加や、良質な資源の枯渇により、製鉄原料のコストは⾼騰しています。製鉄原料は屋外に保管されるため、降雨等によって水分が上昇し、付着性や流動性が悪化することで、搬送の遅延や停止が起こります。その結果、安定した原料の使用が困難となり、滞船料の発生やリサイクル原料の回収量低下、高価格の原料使用量増加等によって原料コストが増大する傾向にあります。
水分上昇によるトラブルを解決する原料改質ソリューション
原料の荷揚げ工程におけるソリューション
鉱山などで降雨により含水率が上昇した原料は付着性・流動性が高く、荷揚げ時に搬送ラインでの付着・閉塞や逆流を引き起こします。その結果、清掃作業により荷揚げが停止し、滞船時間が延びて、滞船料の増加を招きます。対策として、「クリサット C」シリーズの適用により付着性及び流動性を改善し、搬送ラインでの荷揚げトラブルを防止することで滞船料を削減します。
ヤードからの搬送工程におけるソリューション
屋外のヤードに保管している原料は、降雨などによって水分が上昇し、付着性が増加します。リサイクル原料であるダストやスラグは鉄源や炭素源として回収されますが、微細なためホッパーで閉塞しやすく、水分上昇時の使用が困難です。回収量が低下すると新規原料の使用量が増え、原料コストが増加します。また、リサイクル原料に含まれる炭素分は既にCO₂排出量として考慮されています。このため回収量低下による新規炭素原料の使用量増加は、CO₂排出量の増加につながります。対策として、「クリライン S」シリーズの適用で付着性を低減し、配合槽の閉塞を防止することでリサイクルの促進に貢献し、コスト、CO₂排出量増加を防止できます。
コークス炉におけるソリューション
降雨などで石炭の含水率が増加することによって石炭粒子同士が付着し、コークス炉での石炭かさ密度が低下します。その結果、コークス生産量の低下や、高価格である購入コークスの使用量増加を招きます。対策として、「クリライン B」シリーズの適用により水分の影響を低減して石炭かさ密度を改善し、コークスの生産量増加によって購入コークスの使用量削減に貢献します。
転炉集塵水系におけるソリューション
転炉集塵水系で回収される細粒ダストは高濃度の亜鉛を含んでおり、再利用するためには亜鉛を除去する必要があります。この脱亜鉛プロセスでは処理の工程でCO₂が発生し、エネルギーコストも掛かります。対策として、「クリライン M」シリーズの適用により粗粒ダスト回収量を増加することで、CO₂およびエネルギーコストの削減に貢献します。
クリタの改質技術でコスト削減、生産性の向上、CO₂排出量削減に貢献します。
製鉄所に貢献するクリタのソリューション、ぜひお問い合わせください。
※クリライン、クリサットはクリタの登録商標です。