安定運転と経済性を両立!発電ボイラ向け新サービス
ボイラ・スチーム 用水・純水 純水・超純水このような問題でお悩みの企業様に最適です
- 純水装置を投資せずに更新したい
- 発電設備で純水水質悪化によるトラブルがあった
- イオン交換樹脂純水装置でトラブルがあった
- 省エネを進めたい
- 省力化したい
- 万一の災害後も出来るだけ早く運転を再開したい
高度経済成長を支えてきた、発電設備が抱える問題点
建設後50年を超えたこともあり、近年コンビナートなどで発電設備の老朽化が進んでいます。この発電設備に純水を供給する純水装置も例外ではありません。
純水装置が老朽化すると突発的な停止やトラブル発生の危険性が高まり、工場の安定操業へのリスクになります。
このリスクを低減する方法の一つは純水装置の更新です。しかし、設備投資に高額な費用を要することが課題となります。
イオン交換樹脂による純水製造の弱点
多くの発電ボイラで運用されているイオン交換樹脂純水装置では、給水となる工業用水のろ過水に含まれる微細なコロイダル成分や非イオン性有機物を除去できません。
このため、純水装置で除去できなかったコロイダル状のシリカやアルミが、ボイラやタービンでスケール化する場合があります。スケールが付着すれば熱伝達率も低下し、発電効率を悪化させます。
また、非イオン性の有機物はボイラ内で熱分解してボイラ水pHの低下を引き起こし、腐食の要因となります。
純水供給から水質監視まで、発電ボイラ周りの水処理を包括管理する新サービス
発電ボイラ周りの水処理包括管理サービスは、従来の最適なボイラ水処理だけでなく、IoTを活用したボイラ管理、運転状態への助言や、発電ボイラ用の高品質純水供給も合わせてクリタが提供する新サービスです。
月額料金制なので、工事費以外の設備投資は不要です。
薬剤の選定・制御や水質の監視についてもクリタが実施するため、腐食やスケール生成を抑制して安定運転に寄与するのはもちろん、ブロー量削減や、復水器の熱交換率の改善など省エネにも貢献します。
【特長1】初期投資を大幅削減・メンテナンス不要で老朽化した設備を更新
クリタの資産として純水装置を設置するため、お客様は設備費用やメンテナンス費用を負担いただくことなく、安心して純水を利用いただけます※。
またクリタがIoTを活用して遠隔監視、適時にメンテナンスするため、既設純水装置で起こった、老朽化に伴う緊急トラブル対応等の現場管理が不要となり、工場の省力化に貢献します。
※工事費はお客様負担となります。
【特長2】純水由来のトラブルを解決
新開発純水装置がボイラの安定運転に影響を与える水質成分(コロイダル成分、有機物)を効果的に除去することで、安定運転を実現します。
ボイラやタービンの停止期間の短縮、ブロー量削減などライフサイクルコスト(LCC)の低減にも寄与します。
【特長3】最適な水処理により安定運転・省エネを実現
薬剤の選定や注入制御、水質監視についてもクリタにお任せいただけます。
最適な水処理を実施することでボイラ設備の腐食・スケール生成の防止や復水器の熱交換率の改善が可能となり、安定運転や省エネに貢献します。
※関連技術
・熱交換器の熱伝達率を向上させ、生産設備の運転効率向上と省エネルギーに貢献する「Kurita Dropwise Technology」(2019年度省エネ大賞受賞)
詳しくはこちらへ
・発電プラントの安定稼働を支える「セタミン」
詳しくはこちらへ
【特長4】再生薬品不要で、事業継続に役に立つ純水装置
新開発の純水装置は取扱いに注意が必要な強酸・強アルカリによる再生処理が不要です。
震災などで万⼀物流が滞った際にも再⽣薬品が⼊⼿できず、純⽔供給が全くできなくなるという⼼配がありません。