1. 処理水質の安定
お客様の工場では、微生物にダメージを与える物質を含む排水が受入許容量を超え流入していたことが、問題の最大の原因でした。排水処理と産廃処分を組み合わせた対応策を実施し、排水処理サポートで適宜、運転方法を見直すことで、処理水質が安定しました。
2. 凝集剤コストの削減
処理水質の安定とともに、後段の凝集加圧浮上で使用していた薬剤費などのトラブル対応費用を削減できました。
3. 対応策にかかる労力の削減
これまで手探りだった対応策に理論が加わったことで、何が問題の原因かを特定した上で解決できるようになり、排水処理設備の運転における手間と作業時間を削減することができました。運転データをお客様と共有していたので早期に問題を検知し、すぐに対応策を提示・実施できたため、安心して運転管理ができるようになったとの声をいただきました。
また、お問い合わせをいただいた内容や対応した履歴が書面で残るため、いつでも見返して確認ができる点も評価をいただきました。
【お客様の声】

(ご参考)排水処理サポート 導入後の効果には、以下の値を用いています。
トラブル対応回数:22回/年→4回/年
トラブル対応費用(薬剤費):約510万円/年→約59万円/年
処理水COD:23.7mg/L→13.2mg/L
※対応策による産廃費増分は含みません。トラブル対応費用(薬剤費、人件費)>産廃費増分のため、対応策によってトラブル対応に関わる全体のコストは削減されています。