38万kWh/年の電⼒使⽤量と173t/年のCO2排出量を削減
Micron Memory Taiwan Co., Ltd.様
用水・純水 純水・超純水導入の背景・課題
消費電力量の多い全有機炭素(TOC)分解装置の省電力化が課題となっていました
Micron Memory Taiwan Co., Ltd.は、半導体部品メーカーであるMicron Technology Groupの台湾における拠点で、DRAMを始めとする様々な電⼦部品の製造と供給、およびテクノロジーソリューションの提供を主な事業とされています。同社は環境負荷低減と職場の安全性向上に継続的に取り組んでおり、同社顧客の要望に応えるため、特に再⽣可能エネルギーの導⼊によるCO2排出量の削減とエネルギー効率の向上を推進されています。同社では、環境⽬標達成に向けた課題の⼀つとして、超純⽔製造システムを構成する設備の⼀つであり、消費電⼒量の多い全有機炭素(TOC)分解装置の省電⼒化を挙げられていました。
水処理ソリューションと導入の成果
375,804kWh/年の電⼒使⽤量と、173t/年のCO2排出量を削減できました!
クリタ(タイワン)Co., Ltd.は、同設備のUVランプを⾼効率型に交換することを提案しました。超純⽔製造システムは、設備や配管内での汚染を防⽌するため⻑時間の停⽌は避ける必要があります。そのため、UVランプの格納容器は変更せずにランプと付属部品を段階的に換装することで、超純⽔製造システムを稼働したまま改善策を実施しました。これにより、お客様は375,804kWh/年の電⼒使⽤量を削減可能ととなり、CO2排出量を173t/年削減されました。
お客様の声
当初の⽬的であるエネルギー効率の改善を実現したことはもちろん、⼯場の⽣産に影響を与える超純⽔製造システムのシャットダウンも回避することができました。クリタ(タイワン)が期待に応え、期待を上回り、その技術⼒により迅速にプロジェクトを実⾏したこと、UVシステムの安定性を⾼め、エネルギーを節約し、システムの管理と運⽤を改善したことを評価します。
出典:クリタグループサステナビリティレポート2022