上水使用量約38,000m3/年とCO2排出量約26t/年を削減
セイコーエプソン株式会社様
用水・純水 前処理・ろ過 純水・超純水 用水・純水その他導入の背景・課題
工場での水使用量や温室効果ガスをはじめとする環境負荷の低減に継続的に取り組まれています
プリンター関連製品の製造・販売を主な事業とされるセイコーエプソン株式会社様は、経営理念にある「なくてはならない会社」の実現に向けて、事業活動を通じた社会課題の解決に取り組まれています。同社の各事業所では、同社グループにおける研究開発やTFTパネル・プリンター部品などの製造拠点であり、「環境ビジョン2050」に基づき、工場での水使用量や温室効果ガスをはじめとする環境負荷の低減に継続的に取り組まれています。
水処理ソリューションと導入の成果
ブラインに含まれる不純物の濃度や種類から、再処理方法や工場内で再利用可能な用途を特定しました
栗田工業株式会社は、生産工場で使用する超純水の製造設備から排出していた水を回収し再利用することを提案しました。超純水製造設備の一つであるRO膜設備からは給水中の塩類や不純物を多く含む水(ブライン)が排出され、その多くは排水となっています。栗田工業株式会社は、ブラインに含まれる不純物の濃度や種類から、再処理方法や工場内で再利用可能な用途を特定しました。
お客様の声
本提案の採用により、お客様はおよそ38,000m3/年の上水使用量を削減されました。また、超純水製造設備で使用する水は生産用水の透過効率を上げるために加温しており、回収水からの熱回収効果によって、CO2排出量をおよそ26t/年削減することが可能となりました。
出典:クリタグループサステナビリティレポート2021