⽔処理薬品を最適化し、1,260m3/年の⽔使⽤量と11.5t-CO2の電⼒使⽤量を削減
PTT Public Company Limited (Rayong Gas Separation Plants) 様
用水・純水 純水・超純水導入の背景・課題
⽤⽔製造設備の透過⽔量の減少と定期的な洗浄という問題が発生していました
PTT Public Company Limited様は、タイ国最⼤の天然ガス・⽯油事業を⾏うエネルギー企業です。同社グループは「Advanced and Green National Oil Company」を⽬指し、「PTT Group SSHE(Security, Safety, Health and Environment)Management Standards」に基づくCSR活動を推進されています。同社のRayong Gas Separation Plantsでは、⽤⽔製造設備の⼀つであるRO膜設備において、RO膜表⾯への汚れ付着により、透過⽔量の減少と⽔量確保のために定期的な膜洗浄を実施する必要があるという問題が発⽣していました 。
水処理ソリューションと導入の成果
⽔処理薬品の最適化でRO膜の清掃頻度を延長、1,260m3/年の⽔使⽤量と11.5t-CO2の電⼒使⽤量を削減できました
クリタ-GKケミカルは、RO膜への汚れ付着を防⽌する⽔処理薬品の適⽤を提案しました。本提案の採⽤により、透過⽔量の安定化を実現するとともに、従来は1回/2か⽉で実施していたRO膜の洗浄頻度を1回/4か⽉に延⻑することができ、洗浄⽤⽔などを含め1,260m3/年の⽔使⽤量を削減することができました。また、RO膜設備の適正な運転管理により11.5t-CO2にあたる電⼒使⽤量を削減できました。
お客様の声
今回の提案を採⽤したことで⽔とエネルギーの消費を削減することができました。クリタの処理プログラムによりRO膜設備は安定して稼働しており、RO膜の破損リスクが減少すると共に稼働時間も延⻑できるなど、環境負荷だけでなくコスト削減に繋がる提案をくれたクリタに感謝します。今後もより多くの改善提案を楽しみにしています。
出典:クリタグループサステナビリティレポート2020